老舗 ジェラッテリア -- リノマータ ジェラテリア --

ミラノに今も残る運河沿いを久しぶりに散策した。
中世から前世紀の初めにかけてミラノの主な交通手段は、町全体に張り巡らせられた
運河だった。
かつて、ミラノ滞在時のレオナルド ダ ヴィンチまでもが、運河設計に貢献していたらしい。
近代に入り車が普及してからめっきり減ってしまった水路であるが、ところどころに昔の影
が残されている。

散策した「ナビリオ地区」は絵画館のある「ブレラ地区」と並び、おしゃれなお店が立ち並ぶ若者
に人気の地域。ジブリ作品「紅の豚」のワンシーン、主人公ポルコが、修理を済ませた自らの戦
闘機をその水面から力づくで離水させたのがこの運河(ナヴィーリオ)であるとふと思い出した。

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土曜日の昼下がり、人々はティータイムにくりだしたり、ショッピングを楽しみ、傍の若者などは抱き合いながら甘い言葉を交わしている。目のやり場に困った主人が、「アイスクリームでも食うか?」と連れて行ってくれたジェラッテリアは、この界隈で一番美味しいお店らしい。

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中に入ってまず驚いた。
ジェラート屋といえば色どり鮮やかな様々な種類のジェラートがガラスの中に並んでいるのがふつうであるが、ここは50年代に創業したそのままの姿、蓋に閉ざされたジェラートたちはウィンドー越しに一見できない。

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不安ながらお気に入りのコンビ、フィオールディラッテ(ミルク味)とバーチ(チョコレートとヘーゼルナッツとのミックス)を試して見た。砕かれたヘーゼルナッツがチョコレートとうまくマッチしたバーチがなんとも新鮮である。甘味の抑えられたフィオールディラッテもオッティモ(最高)である。

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この列をつくる老舗名店の名物はジェラートだけではなく、なんとクレープも有名らしい。

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種類は決して多くないが、味、店の品格から、「先代が創業したときのままのカラーを保ち続けたい」という主人ゼッポ氏の思いがヒシヒシと伝わってくる。

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by ybitaly | 2008-02-26 10:59 | 美味しいお店  

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